2014年3月30日星期日

長期投資に適した日本株の見極め方

コラム:長期投資に適した日本株の見極め方=丸山俊氏

2014年 03月 17日 12:54 タオバオ代行



丸山俊 BNPパリバ証券 日本株チーフストラテジスト(2014年3月17日)

「世界景気が視界不良だ」「悪い物価上昇ではないか」「規制緩和や構造改革が進まない」――。ちょうど昨年の今頃とは180度変わってしまったかのように、多くの人が先行きに対する自信のなさを口にする。

元来、エコノミストには頑固な人たちが多く、アベノミクスに乗っかったリフレ派も、乗れなかった反リフレ派も、お互いの考えをなかなか譲らないのでリフレが正しいのか正しくないのかはまだ決着を見ていない。

しかし、表向きはともかく量的・質的金融緩和が円安やマイナスの実質金利を通じて実体景気に波及するというメカニズムがあまりうまく働いていないため、市場は資産価格(株価や不動産価格)を通じたチャネルがおそらく唯一の経路であると考え始めている。

リフレ政策の成否が特に株式市場への依存をより一層強めている現実は、アベノミクスが早くもクライマックスに突入しつつあることを意味しているのではないだろうか。

<日本株は実は長期投資向き>

率直に言って、課題を抱えているという点では、アベノミクスも、政策中毒に陥っている株式市場も似たり寄ったりだ。

株式ストラテジストが挙げる日本株の推奨理由は、判を押したように日銀の追加緩和、公的年金資金の運用見直し、法人実効税率引き下げの新「3本の矢」であり、これだけなら誰でも思いつく楽な仕事だ。そんな呑気なストラテジストを年明け早々、アルゼンチンやトルコなどの新興国不安、ウクライナ紛争、中国理財商品のデフォルト問題などが容赦なく襲う。

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